青森県青森市にある「日本料理 百代」は、80年以上の歴史を持つ老舗です。
JR青森駅から車で5分ほどの場所にあり、地元食材を中心に旬の食材を生かした料理を提供。
料理人が腕によりをかけた品々は、目で楽しみ、舌で味わう絶品ばかり。
会食や記念日など、特別な日に訪れたい青森を代表する名店です。
個室で気兼ねなく料理を楽しむ
かつては「料亭百代/懐石なみうち」として創業した同店。
2009年に全面改装を行い、「日本料理 百代」として生まれ変わりました。
店内はさまざまな個室に分かれていて、人数や用途によって部屋を選ぶことができます。
また「車椅子でも安心して来店できるように」と、バリアフリーにも対応。
「こうした和食屋で、車椅子をご利用いただけるお店は意外と少ないのではないでしょうか。当店ではどなたも気兼ねなくご利用いただけるようにと考え、店内をデザインしています」
そう教えてくれたのは、「日本料理 百代」の女将です。
「各部屋ともに個室なので、季節のお料理を楽しみながらゆったりとお過ごしいただけます」と語ります。
四季折々の料理を堪能
「日本料理 百代」では、青森ならではの海と山の幸を生かした料理を提供しています。
お料理に、和菓子と抹茶がついた「季節の懐石料理」のほか、祝懐石、佛懐石も用意。
もちろんお刺身や焼物、揚物、煮物などの単品料理も豊富にラインナップしています。
ランチで気軽に楽しむ会席料理
「日本料理 百代」で人気のメニューといえば、なんといっても豪華なランチ。
小鉢や練り物、焼物、食事などのほか、食後のコーヒーまたはお抹茶もセットになって、なんと2,200円!
ママさん同士やご家族、ご友人との集まりに利用する人も多いです。
ときには和食のテーブルマナーを勉強するため、学生たちが訪れることも。
「最近は卒業のお祝いに、『孫に本格的な懐石料理を食べさせたい』とおっしゃる方も増えています」と、女将は笑顔で語ります。
フジツボのおいしさを広めた店
そんな「日本料理 百代」は、実はフジツボ料理発祥の店でもあります。
今では高級食材として知られているフジツボですが、かつては養殖ホタテなどの貝殻に付着した“厄介者”。
なかなか泥臭さが抜けず、「煮ても焼いてもおしいくない」と捨てられていました。
しかし、これを何とか活用したいと考えたのが「日本料理 百代」の料理長でした。
試行錯誤を重ねてフジツボの泥の吐かせ方を発見した料理長は、見事、食材として使うことに成功したのです。
実はフジツボは貝ではなく、エビやカニなどと同じ甲殻類の仲間。
食べると口いっぱいにエビのような風味と甘みが広がり、貝殻の中に残ったスープの一滴まで残さず味わいたくなる珍味です。
最近では首都圏の高級料理店でも提供されるようになり、青森発の高級食材として注目を集めています。
大切な人と過ごす贅沢なひととき
また、「日本料理 百代」ならではの逸品といえば、「冷製 密りんご」も人気です。
こちらは青森県産の食材を使用し、大人の味わいに仕上げたもの。
以前はお店のデザートとして提供していましたが、あまりの人気ぶりにお土産用を販売。
全国発送もしているので、気になる人はぜひ電話で問い合わせしてみてください。
「日本料理 百代」は長い歴史の中で、多くの人の“大切な時間”に特別な彩りを添えてきました。
日本料理の伝統を守りながら、最高級の「空間」、「食」、「おもてなし」を提供する同店。
ぜひ大切な人と、ここにしかない贅沢な時間を味わいに訪れてみてはいかがでしょうか。
POINT■店舗情報
店名:日本料理百代
住所:青森県青森市本町2-3-11
電話番号:017-776-5820・017-735-2266
営業時間:11時~14時・17時~22時
(日曜は昼営業のみ)
定休日:水曜
Instagram:こちら
HP:こちら
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