路地裏の住宅地を進むと現れる、淡い水色のお家。
黄色いのぼり旗に書かれた「エビフライ」「惣菜」という文字に、ご飯屋さんかな？と思われますが、ここは老舗の魚屋「江口鮮魚店」さんです。
佐賀県神埼町に位置する同店は、45年もの長きにわたって愛され続けています。
その日仕入れたばかりの新鮮で美味しい鮮魚に定評があり、お刺身やお寿司、お総菜、オードブルなども魅力です。
お店に並ぶ魚は、季節によっても変わるとのこと。
例えば、春にはサクラダイやメバル、冬から春先にかけてはサワラやサバ、秋にはサンマやカマスなどが並びます。
その季節ならではの旬な魚もあれば、年中提供される魚もあり、いつ来ても旬なお魚が手に入ります。
■新鮮でおいしいお魚の秘密
「江口鮮魚店」さんが人気の秘訣は、新鮮でおいしいお魚が食べられること。
その秘密は、毎朝5時頃に出発して福岡県の「長浜鮮魚市場」まで仕入れに行くことにあります。
市場を歩き回りながら仲買の方と話し、良質な魚を厳選して仕入れてきます。そして、お店で注文が入ってから捌くため、お客様には最高の状態で提供することができるのです。
また、同店では陳列の工夫にも力を入れています。
鮮魚をパック詰めやラップに巻いて陳列するお店が多い中、「江口鮮魚店」さんは、氷の上に魚をむき出しの状態で並べています。
ラップをすると、上からのライトによって、パックの中がビニールハウス状態になってしまい、鮮度が落ちてしまうとのこと。氷の上に直接置くことで、より鮮度を保つことができるのだそうです。
また、むき出しなので魚のリアルな姿を見ることができ、お客様が選びやすいという利点もあります。
店主の努力や工夫によって、「江口鮮魚店」さんのおいしいお魚が食べられるのです。
そんな同店は、一般のお客様だけでなく、飲食店の方など業者さんが仕入れに来るほど大人気。11時にオープンする前から並ぶ方も多いのだそう。
いろいろなお魚が見たい、欲しいという方は、早めの時間に行くのがおすすめです！
■お刺身、お寿司、オードブル、お弁当、お総菜の販売も
同店では、お刺身盛りやオードブル、お弁当、お寿司、お総菜の販売も行われています。
惣菜やお弁当には、エビフライや白身フライ、焼き魚など魚をメインにした多彩なお惣菜を取り揃えています。実際にお刺身を購入しに来られたお客様が、ついでにお惣菜を買って帰ることも多いとのことです。
普段のお食事から、大切なお食事の場やパーティーなど、様々なシーンでご利用いただけます。
■お父さまが築いたお店を大切に受け継いでいく
お店のオープンは、1960年。現店主は2代目で、お父さまが開業したのだそう。
同店の始まりは、創立者であるお父さまが奥様に「お店をするなら、タコ焼き屋と魚屋さんのどっちがいい？」と相談し、奥様が「魚屋さん」と答えたことから。
現店主がまだ1歳の頃に、「江口鮮魚店」さんは始まりました。
魚屋さんとして働く両親を小さい頃から見ていた店主は、保育園の頃には遊び感覚で魚を捌いていたそう。高校卒業後から同店でずっと働いているとのことです。
お父さまの築いたお店を大切に受け継ぎ、地元の方に愛され続ける「江口鮮魚店」さん。
おいしいお魚を食べに、「江口鮮魚店」さんに足を運んでみてはいかがでしょうか。
店舗情報
店 名：江口鮮魚店
住 所：佐賀県神崎市神埼町田道ヶ里2280-36
Googleマップ：こちら
電話番号：0952-52-3114
営業時間：【平日】11時～18時半【土曜】13時～18時半
定休日 ：日・第1,3水曜
Instagram：こちら
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