昭和から愛される喫茶店でノスタルジックな時間を|佐伯市「レストラン喫茶いさりび」

今回訪れたのは、佐伯市の住宅街にある「レストラン喫茶いさりび」さん。

昭和の時代から変わらぬ味を守り続けているお店です。

カレーがおいしいと評判で、大分県南部エリアの人気ランキングNo.1に輝き、雑誌やテレビで紹介されるほど。

今回は、3代目マスターにお話を伺いました。

■親から子へと紡がれた小さな喫茶店

ドアを開け、店内に足を踏み入れると、カレーの良い香りに包まれます。

店内は、4人掛けのテーブル席4つとカウンター5席。

家族経営のこぢんまりとしたお店ですが、その雰囲気と料理に魅せられたファンが足を運びます。

店名の「いさりび」は、漢字で書くと「漁火」。船上で海を照らす明かりを意味しています。

この喫茶店を始めたのは、現マスターのお父様です。お父様は海が大好きで、船内のコックとして料理を振る舞っていました。

そして晴れて独立し、夫婦で喫茶店をオープン。「レストラン喫茶いさりび」と名付けたのです。

しかし、お父様がご病気によって40代という若さで他界され、一度は閉店を余儀なくされました。

2年後、お母様が遺志を受け継ぎ、現在の場所でお店を再開することに。
それから30年以上の月日が流れ、現在は息子様がマスターとしてお店を守り続けています。

■愛される理由は不変のメニュー

「うちのお父さんが残してくれたメニューを、僕たちはそのまま作り続けている。とにかく守っているという感じですね。これからも変える気はありません。」とマスターは言います。

詳しく伺うと、カレーはお父様のレシピをベースにお母様のアレンジが少々加わっているものの、その他のお料理はお父様が残したレシピでつくり、当時のままの盛り付けで提供しているそうです。

流行に左右されずに信念を貫き続けたからこそ、多くのお客様に愛されているのだと感じました。

30年以上続く、老舗喫茶。
お父さん、お母さんに手を引かれてやってきたお子様が、今度は父や母になり、自分のお子様を連れてくることもあるのだとか。

すぐ近くには高校があるので、高校生のお客様もやってきます。
大学に進学し、社会人になってからも帰省のたびに、学生時代の思い出が詰まったこの店を訪れる方もいるそうです。

昭和、平成、令和の3つの時代をまたいでも、変わらずに「レストラン喫茶いさりび」があり続けることは、お客様の心の拠り所になっているのかもしれませんね。

■ランキングNo.1に選ばれるほどおいしいカレー

一番人気は、手間ひまかけて作る「カレー」。

大分放送実施の『おおいたカレー1グランプリ』では、大分県南部エリア人気ランキングNo.1に選ばれたこともあり、今ではすっかり看板メニューになったと言います。

ダブルカツカレーやカツカレー、ハンバーグカレーなどレパートリーが豊富で、ボリュームも満点です。

ほかにも、鶏肉の生姜焼きやコロッケ、魚フライなどが盛り合わせになっている「いさりび定食」、自家製タルタルソースを使った「エビフライ定食」、ケチャップライスに揚げたてのチキンカツを乗せた「チキンボルガ」など、気になるメニューがたくさんあります♪

テイクアウトにも対応しているので、ぜひご自宅でもお楽しみください。

■これからも変わらぬ味を守り続けて

食事を取らなくても、コーヒー1杯やデザートだけの注文でも大歓迎とのこと。

店内に置かれている漫画を読んだり、おしゃべりを楽しんだり……

「思い思いに過ごしていただければ」とマスターは言います。

これからも、変わらぬ味を守り続ける「レストラン喫茶いさりび」さん。

「あれこれ手を出さず、このまま店を守っていきたい」とおっしゃっていました。

ノスタルジックな雰囲気でゆっくり過ごしたいと感じている方は、ぜひ「レストラン喫茶いさりび」さんに足をお運びください。

■店舗情報

店  名:レストラン喫茶いさりび
住  所:大分県佐伯市城下東町2−37
Googleマップ:こちら
営業時間:10:00〜21:00
定休日 :日曜日
電話番号:0972-23-8737
Instagram:こちら

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