今回ご紹介するのは、佐伯市常盤東町にある「まっちゃん食堂」さん。
リーズナブルな価格で、おいしいお料理とお酒を楽しめる居酒屋です。
昼呑み・一人呑みも楽しめるとあって、地元の方はもちろん、出張でやってきたビジネスマンも足を運んでいます。
「松ちゃん」の文化を受け継いで次世代へ
明治・昭和の時代から軍都として栄えてきた佐伯市。
お店がある辺りは港に近いことから、昔は海軍関係者がよくこのあたりのお店に立ち寄っていたそうです。
元々この「松ちゃん」も地元の方々に愛されるお店として、先代女将さんによって40年以上に渡って切り盛りされてきました。
しかし、近年は年齢のせいもあって体調を崩すようになり、引退を考えるように。
そんなときに、料理人である現店主に声がかかり、「松ちゃん」改め「まっちゃん食堂」として新たなスタートを切る運びとなったのです。
昔ながらの懐かしい雰囲気を残している店内は、10席ほどのカウンターと座敷スペースがあり、一人でも居心地の良いお店です。
店主は「付き合いなどを気にせずに、自分の時間をゆっくり過ごしてもらえれば」と言います。
■一手間かけて作るこだわり料理をお楽しみあれ！
東京で和食やイタリアンなど幅広い料理を手がけてきた店主。
その知識と技術を生かし、庶民的でありながらも、一手間かけたこだわりの料理を提供しています。
たとえば、地元で獲れたお魚は、真空パックにして氷温熟成。
魚の身はもちろん、頭もエラも余すことなく活用し、美味しい料理にアレンジしています。
店主イチオシは「レバーボイル」。
イタリアンの技術を応用し、塩を振って1日寝かせたレバーを1時間かけて低温調理。
一般的な焼いたレバーとは別格で、バターのような濃厚な味わいを楽しめる一品です。
レモン塩でシンプルに頂くのがおすすめの食べ方とのこと。
また、先代の頃からラーメンは人気メニューでした。
今出しているのは、自家製の醤油鶏ガラスープを使った濃いめのラーメン。
現店主が少しアレンジを加え、味がぶれないようにとレシピを統一して細かく分量を計っているため、安定した味わいを楽しめるそうです。
鶏とネギのシンプルなチャーハンは、ニンニクが効いていて、これまた美味。
お酒がついつい進んでしまうおつまみも用意されています。
また、個人経営で融通が効くため、お客様が釣ってきた魚を代わりに捌いたり、天ぷらにしたりといったリクエストにも対応しているとのこと。
鶏ガラ出汁を使った「だし巻き卵」や「茶碗蒸し」などの裏メニューもあるそうです。
■お客様がふらっと立ち寄れる居酒屋を目指して
元々、店主はデザイナーを目指して上京していました。
専門学校へ通う学費のために始めた飲食業でしたが、性に合っていることに気づき、イタリアン料理店や銀座の料理店などで修行。
コロナ禍が明けたタイミングで「まっちゃん食堂を引き継いでほしい」という話を頂き、「ありがたいお話なので挑戦してみよう」と快く引き受けたそうです。
お店を引き継いでもうすぐ1年。
いろんな出会いに感謝し、お客様の交流を楽しみながら切り盛りしています。
「まっちゃん食堂」は、お一人様も一見さんも温かく迎え入れてくれる居酒屋です。
ゆっくり昼呑み・一人呑みできるお店をお探しの方は、ぜひ「まっちゃん食堂」を訪れてみてはいかがでしょうか？
■店舗情報
店 名：まっちゃん食堂
住 所：大分県佐伯市常盤東町4-30
Googleマップ：こちら
営業時間：11：00〜23：00
定休日 ：月曜日
Instagram：こちら
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